120周年記念式典 理事長挨拶

学校法人日本力行会創立120周年及びりっこう幼稚園 開園70周年記念式典・理事長挨拶
本日は、学校法人日本力行会創立120周年及びりっこう幼稚園 開園70周年記念式典に、ご多忙の中、遠くはブラジルから、ブラジル力行会の岡崎会長さま、そして、練馬区を代表して前川練馬区長様をはじめ、多くの皆様のご臨席を賜わりまして、この式典が開催出来ますことに、厚く御礼申し上げます。
日本力行会は、明治30年に、島貫兵太夫牧師が、貧困救済を目的に発足させた「東京労働会」が、日本力行会の始まりでありました。
島貫牧師は、我が国における苦学生の渡米を奨励するとともに、我が国の農村等の疲弊に伴う 困窮者の海外への進出を勧め、その渡行の案内、教育に力を注ぎました。その後、二代目永田稠会長が、日本の移民政策に貢献するため、南米への移民を強力に推し進め、アルゼンチン、ブラジルなどに多くの入植者を送り込み、過酷な労働の中、成功者も増え、定住する入植者も増えていきました。「コーヒーより人を作れ」をスローガンに、多くの入植者を育て上げ、やがて、成功した入植者を中心に、アルゼンチンやブラジルに、日本力行会の支部も形成されるようになりました。

特にブラジルのアリアンサ地区は入植者のモデル地区となり、ブラジルにおける力行会は、発展の一途をたどっていき、本日お運びいただいておりますブラジル力行会、岡崎会長のもと、来年9月に100周年を迎えることになりました。
一方、国内での日本力行会は、大正15年・昭和元年、この地に拠点を移し、小竹町での活動が始まり、その当時の顧問には新渡戸稲造さんを始め、日本の財界や教育界の重鎮が当会を支えていただいておりましたのも、歴史の1頁でもございます。
今日の日本力行会があるのは、島貫、永田の二人の会長の努力によるものが大きく、現在は、国際貢献や国際交流の一環として、多くの留学生を受け入れております。留学生の出身地は、世界各国に及んでおり、我が国で学ぶ意欲の高い若者が大学等で勉学に励んでおり、その生活の場としての日本力行会の果たす役割は大きいものと思っている次第でございます。留学生が学ぶ大学も、武蔵大学をはじめ、目白大学、早稲田大学、芝浦工業大学などがあり、日本語を学ぶための学校に入学する留学生もおります。

これからも、各国の留学生を受け入れて、世界の平和と安定、発展のために努力していきたいと考えています。
また、りっこう幼稚園は日本力行会創立50周年を機に、二代目永田稠会長・初代園長のもと、地域の要望を受けて、昭和21年に開園、昭和22年1月に東京都の認可を受け、練馬区で初めての幼稚園として、地域の皆さまをはじめ、多くの皆さまのご支援を賜わりながら、運営してまいりました。
また、このたび、新園舎が完成したばかりでございますが、旧園舎は、老朽化が進み、耐震性に大きな課題があり、通園する園児はもちろん職員も含め、安全にかつ安心して園生活が送れるようにとの考えのもと、幼稚園開設70周年を記念して、新たな園舎に建て替えることとなり、先月、園庭も含め、すべて完成したところでございます。

運営については、説寿弘園長に運営の全てを委ね、園児を安心して預れる、地域に根ざした幼稚園として、元気な園児の保育に努めていきたいと考えておりますので、引き続き皆さまの温かいご支援とご協力を賜わりますことをお願い申し上げます。
結びに、本日、ご臨席の皆様のご健勝とご発展をご祈念申し上げ、主催者を代表しての挨拶といたします。
平成28年11月23日
学校法人 日本力行会 りっこう幼稚園
理事長 村上悦榮